中村 優子
石川県金沢市出身
武蔵野美術大学油絵学科卒業
・2019年「中村優子展」銀座一兎庵 展示
・2025年「You are so special!」 銀座一兎庵 展示
10代でイギリスの現代美術に魅了され油絵を学び始める。
美大を2度受験し失敗するも、美術への道が諦めきれず28歳で武蔵野美術大学へ入学。
現在は20年以上3,000枚を超える油絵制作経験を活かし、画家として活躍中。
物心ついた頃から、私はどこかでずっと「自分は人より劣っている」と感じていました。
自分自身に対しても、家族や社会の中でも、理由のはっきりしない劣等感がつきまとっていました。
自信が持てず自分が嫌いで、人のことも自分のことも、うまく愛せませんでした。
そんな私が絵と向き合い続ける中で、ある日ふと気づいたのです。
私は「あなたって素晴らしい存在だよ」と伝えたくて、絵を描いているのだと。
その「あなた」は、作品を観てくれる誰かであると同時に、ずっと認めてあげられなかった自分自身でもありました。
豊かな色彩は、感情であり、赦しであり、幸せへの祈りです。
幾重にも重なる色の層は、そっと抱きしめる腕のように広がります。
絵の前に立った人が、理由もなく安心し、少しだけ心がゆるみ、
「自分はこのままでいいのかもしれない」と感じられる。
私の作品は、そんな“Hug”のような存在でありたいと願っています。
かつて自分に言えなかった言葉を、今は色に託して、何度も描き続けています。
「あなたは素晴らしい存在だよ」と。